電子書籍を出版するにあたって
一番最初にすることは
KDP(Kindle direct publishing)への登録です。
本を出版するあなたの住所、氏名、ロイヤリティ(印税)の振込先口座 などを入力していきます。
聞き慣れない言葉や英語の表示など出てきますが、大丈夫!
これから各ステップごとに説明していきます。
思っているよりも簡単ですので進めていってくださいね(*^^*)
KDPにサインイン
まず、パソコン で、以下のKDPアカウント画面を呼び出します。
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画面右上の「 Amazon アカウント を 使用 し て サイン イン する」 をクリックして
サインインし てください。
ここで入力 するメールアドレスとパスワードは
Amazonで買い物をするときに使っているアカウントと同じものでOKです。
サインインをすると、まずKDPの利用規約が出てきますので、同意をクリック
本棚という カテゴリーが上にあります。
そして画面の左上に「 アカウント情報が不完全です」と出ているはずなので
その右横にある「いますぐ更新」を クリックしましょ う。
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携帯電話番号の2段階認証がありますので番号を入力し送信
携帯番号に送られた番号ワンタイムパスワードを入力⇨続行
⇩
アカウント情報の登録画面が出てきます。
アカウント情報登録
どの国/地域にお住まいですかの欄で日本を選ぶ
(多くの方が日本だと思いますので、ここでは日本の場合で説明しています)
①大項目 の「 著者・出版 者 情報」 の 入力 画面が出てきます。
氏名となっている小項目の入力欄は、個人名でOKです。
(法人名で登録される方は詳細を確認してください)
ペンネームは実際に本を出版するときに記入しますので、ここでは、本名を入力します。 その下の住所欄も実際に住んでいる正しい住所を入力しましょう。
②次の大項目の「 支払いの受け取り方法」を入力していきます。
「銀行の所在地はどこですか」とありますので、日本を選んでください。
(海外の口座を設定した時、手数料が発生する場合があるようです。海外で設定する場合は詳細を確認してください)
そして対象通貨はJPY(日本円)となっていると思いますので、そのままにし
口座名義以降入力していきます。
口座名義は半角カナで入力します。
最後に支店コードを入力し右下の追加ボタンをクリック
すると
「支払いの設定が完了していません」「お客様がご利用の銀行所在地では、電子送金を利用できないマーケットプレイスがあります。別の所在地に銀行口座をお持ちですか?詳細については、こちらをご覧ください。」というメッセージが出てきます。
これは特定の地域(現地点ではメキシコとブラジル)で売り上げがあがった場合に送金されないという意味ですが、それらの地域で売り上げがあがるということはほぼ考えられないので、このメッセージは気にしなくても大丈夫です。
なのでこれ以外の口座はないということでいいえをクリック
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もうすぐ完了です!というメッセージが出てきますので、一番右下の保存をクリック。
この項目はいろいろ複雑そうですが、日本の口座情報さえきっちり入力していれば、毎月月末締めで、翌々月の末に印税が振り込まれます。
※ご自分の銀行コードと支店コードは事前に調べておいてくださいね。
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③大項目の最後、税に関する情報を入力していきましょう。
税に関する情報を登録するをクリック
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税務情報に関するインタビューという何やら難しそうなタイトルが出てきますが、簡単ですので進めていきましょう!
Amazon またはその子会社からの収入を受け取るのは誰ですか? は個人を選択
「米国の税制上、あなたは米国人ですか」には「いいえ」を選択
「ステータスは仲介代理人、または別人の代わりに支払いを受け取る代理人、あるいは橋渡しするだけですか?」は、あなたは著者本人ですので、「いいえ」を選択
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次に税務上の身元情報を入れていきます。
国籍を有する国、現住所に日本を選択し
それ以外はアルファベットで入れていき最後に完了をクリック
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次に私は米国以外のTINを持っていますにチェックが入っていると思いますが、それを外す
すると選択項目が3つ出てきます。
その一番上の「私が税金支払い義務のある国では、居住者にTINを発行していません。」を選択し、「続ける」をクリック
(この詳細について知りたい方のみ最後TIN番号についてを参照しておいてください)
すると署名して送信という欄が出てきますので
「IRSのフォームW-8BENに従って提供した情報に対して、電子署名をすることに同意します。」のチェックはそのままにし、署名欄はアルファベットで記入し、保存してプレビューをクリック
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最後に納税申告書フォームが英語で出てきます。
言語選択で日本語を選択していてもこの英語のフォームはそのままですので、あわてずに下欄にある自分の署名に間違いがないかだけ確認し、フォームを送信ボタンをクリック!
検証済みと出てくればOKですので、インタビューを終了をクリック。
以上でKDPの登録は終了です!
KDPのアカウントの登録もすみ
無事に印税を受け取る準備はできましたね(^^)
TIN番号についての詳細
TIN番号について説明しておきます。ネットで検索すると、このTIN番号に日本のマイナンバーが該当するのでマイナンバーをこのTIN番号の欄へ記入すればよいといったような情報もありました。
私自身「えっマイナンバーでいいの?」と疑問に思ったので、実際にKDPに問い合わせたところ、次のような回答が返ってきましたので、参考までに一部抜粋させていただきます。
ー以下抜粋ー
『日本の国税庁より割り当てられている個人番号(以下「マイナンバー」といいます)は、外国の納税者識別番号としてご利用いただけません。
日本の国税庁より割り当てられているマイナンバー以外の外国の納税者識別番号をお持ちの方のみ、税に関するインタビューで、「私は米国以外のTINを持っています」の欄にチェックを入れた後、該当の番号を「TIN値」にご記入ください。
(法人の方であれば、法人番号はご利用可能です)』
という内容でした。
なので
「私は米国以外のTINを持っています」に入っているチェックを外すという操作で問題ありませんので安心してください。
◆納税申告書が必要な理由
これでKDPの登録を終えましたが、ここで、そもそもなぜこの複雑そうな納税申告書が必要なのかということについて少し説明しておきます。
日本に在住の人が、出版地域を日本に限定してKDPから本を出版した場合、必ずしもAmazon.co.jpのみで本が販売されるわけではなく、Amazon.comでロイヤリティ(印税)が発生する可能性もあります。
そしてAmazon.com で本が購入された時のみのロイヤリティに30%の米国源泉徴収が適用されます。それがTIN番号を持っている場合、減額される可能性があるということです。
でもあなたが日本語で電子書籍を書き出版している限りほぼ100%といっていいぐらいロイヤリティはAmazon.co.jp で購入され、読まれて発生することになります。(Amazon.co.jpで販売されたものには課税されません)なのでロイヤリティに課税される可能性はほぼないのですが、もし発生した時のためにこの納税申告書の提出が必要になるのです。
まとめ
KDPアカウント情報の登録方法を解説しました。これが電子書籍出版をこれから始めるという方の最初にすることです。
この登録が出来てしまえばあとは出版に向けて電子書籍を書いていくだけですね!
こちらの記事で私がこれまで電子書籍を書いてきて一番簡単でシンプルと思った方法・Google document で書いていく方法を説明しています。ぜひ参考にされてあなたも電子書籍出版デビューしてください(*^^*)
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